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未成年フィルタリングに思うこと。

携帯サイトの仕事をしていると、今どうしても注目せざるを得ないニュースが、未成年者へのフィルタリングに関するもの。

今月成立した有害サイト規制法を受け、携帯電話サイト業界などでつくる第三者機関「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)」が検討を続けていた青少年向け健全サイトの認定基準の全容が28日、明らかになった。

お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

まぁ、いままでいろいろな事件がありましたからねぇ。。。
どうしても規制の方向になってしまうのは致し方ないのですが。。。

で、「有害サイトか否かの審査基準」が

基準は、〈1〉携帯端末の識別情報の管理〈2〉通信記録の3か月以上の保管〈3〉利用者の年齢確認〈4〉悪質利用者の強制退会措置〈5〉犯行や自殺予告など緊急時の対応──など22項目。

お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

とあるのですが、このうちの「年齢確認」について、いつも思うことがあってですね。
「年齢確認」って言っても、現状ではほぼ「自己申告」制なわけですよね。
なので、現状ではあまり意味がないような気がします。
ここは、携帯キャリア側が協力して、契約情報に基づいて
使用者の年齢情報を通信ヘッダに載せてくれないもんかなぁ。。。とか毎度毎度思うんですよね。。。
もちろんこの方法も万能ではないですが、
自己申告よりも全然ましだと思うんですが。。。


もっとも、個人的には、そもそも未成年に携帯サイトを使わすこと自体もあまり賛成ではないので、
ビジネスでサイトを作るなら、基本18歳以上をターゲットにした方が
面倒が少なくていいと思ってたりします。
18歳未満へ向けたサービスを作るなら、情報・コンテンツ提供するだけの単方向のサービスだけにするとか。


それにしても、未成年フィルタリングの話題は、ちょっと時間がたつと
またあっちに揺れ、こっちに揺れ、だったりするので困りますねぇ。
行政・企業それぞれの利害だけで議論されている気がしてならないので
もっと教育的観点から、どうあるべきかを議論してほしいなぁ、と思う今日この頃です。